中国の春節を華やかに彩る「中国紅」
いつもお世話になっております。
広州パスポートの朱と申します。
皆さんは中国の春節をご存じですか?
中国では旧暦の正月にあたる初一(来年は2025年1月29日)は春節になります。この日は皆早起きをし、正装して朝ご飯を食べてから親戚の家を互いに訪問し、新年の挨拶「拜年」を交わします。
「拜年」は春節の重要な行事です。若い人は目上の人の家に行って、おじいちゃん、おばあちゃんや伯父さん、伯母さんに「拜年」を言って新年の挨拶をします。そのお返しとして、おじいちゃん、おばあちゃんは事前に準備したお年玉をあげます。子供の時は、これが一番嬉しい瞬間です。でも、私はもう結婚していますので、お年玉をもらうことはほどんどなくなりました。(笑)
親族への「拜年」を終えると、今度は午後から友人や隣人と三々五々になって近況報告やとりとめのない話をします。夜になると、ゲームをしたりお酒を飲んだりして楽しく過ごします。
ちなみに、春節の当日は通りすがりに知り合いの人に会った場合も、笑顔で「新年好!(新年あけましておめでとうございます!)」と挨拶します。
春節前に準備することも多いです。
「办年货」はその一つです。
「年货」には「对联(対句を書いて部屋に飾る2幅の掛け軸)」「灯笼(提灯)」「红包(お年玉)」「鞭炮(爆竹)」「挂件(ペンダント)」といったものがありますが、色は全て赤のものを準備します。
赤は中国では「喜庆(めでたいこと)」や「热情(熱意)」を表すと同時に、ラッキーカラーとしても特別な意味を持ちます。古来からの言い伝えで、中国では年の瀬に「年獣」という魔物が村を襲う度に、村中みんなで「鞭炮(爆竹)」など赤色のものを使って追い払ったといわれており、そのため毎年の春節で使われる様々な飾り物(提灯、掛け軸など)には必ず「赤」が用いられる理由にもなっています。
では、一緒に中国の春節を彩る「中国紅」を感じてみましょう。
以上、私のブログをお読みいただきありがとうございました。
イーウーパスポート 中国現地法人・义乌市恰瑟贸易有限公司广州分公司 貿易業務部
2017年入社
湖南省出身、広州在住