広州美味アテンド~広州パスポート社員による地元グルメ紹介!!⑨

 いつもお世話になっております。広州パスポートの呉と申します。

 中国八大料理のひとつである広東料理は、そのあっさりとした味わいと独創的な風味で多くの人に愛されています。広東人は食材本来の味を最大限に引き出すことを追求し、多くの料理方法を生み出してきました。その中のひとつに順徳料理の「お粥鍋(粥底火锅)」があります。

 ということで、今回は「お粥鍋」をご紹介させていただきます。

 「お粥鍋」は、「毋米粥」(「毋米粥」とは、米をペースト状になるまで茹で、濾し器にかけて米粒を取り除いた液体の部分です。)をベースとして調味料は何も入れず、海鮮や肉、野菜などの具材を入れる料理です。このようなあっさりとしたベースだと、調理された料理は味が薄くて特別な風味もないのでは思う人もいるでしょう。しかし、シンプルな食材こそ極上の風味が引き出されるのです。お粥の沸点は水より高いので、食材の水分を引き留め、具材の歯ごたえをキープし、食材本来の味を最大限に生かすことができます。お粥には海鮮の風味や肉の旨味、野菜の甘みが浸透し、最高の美味を堪能することができます。

店名:鑫胜记海鲜煲仔粥

住所:广州市白云区望岗工业二路18号悦合汇1层A105号

営業時間:月~木 15:00-01:00 金~日 11:00-01:00

具材選択エリア↓

 先ずは自分の好きな食材を選びます。

 次に、好きな調味料を選び、自分好みのつけダレをアレンジします。(パクチー、生姜、葱、唐辛子、大蒜、レモンの葉、砂糖、ピーナッツ、ラー油、ごま油、酢、落花生油、発酵豆腐、オイスターソース、ピーナッツソース、胡麻味噌、醤油、塩)

 全ての準備が整ったら、早速「お粥鍋」を楽しみましょう。

 海鮮、肉、野菜などの具材を順番に入れます。まずは、旨味のやさしい海鮮系からスタートです。今回選んだ海鮮は、毛蟹、エビ、牡蠣、アサリ、ムール貝、アゲマキガイ、鱈。続いて肉類の牛肉と豚の腎臓。最後に野菜を入れて肉汁の脂っぽさを中和します。こうして風味豊かなお粥の出来上がりです。米粒が残った濃厚なお粥が好きな人は、最初に濾し器で取り除いた米粒を再び鍋の中に戻して下さい。

 このお店に限らず、新鮮な食材があれば、自宅でもおいしい「お粥鍋」は作れますので、皆さんも一度お試し下さい。

 

 以上、ご拝読いただき有難うございました。

 今回の私のブログを是非ご参考いただければ幸いです。

今すぐ無料登録!広州商材レポートを毎週お届け!