中国電子マネー事情

こんにちは山口です。

今回は電子マネー事情について特集したいと思います。

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今でこそ世界中で利用できるようになりつつある電子マネー、実はこの技術は日本が世界で初めて開発したものです。

香港のオクトパスカード(非接触ICカード)が1997年に誕生し、世界の先駆けとなりますが、中身はソニーのFelicaが使用されています。
日本では数年遅れて誕生したSuicaが日本初とのこと。

更に技術先進国日本は更に進化し、携帯電話にFelicaチップを内蔵して世界で初めてモバイル決済を導入します。
今ではアップルペイが広まってからようやく普及しておりますが、これも先駆者は日本のようです。
利用率の伸びは緩やかでしたが、とうとう2016年には日銀発表で電子マネー決済額5兆円突破、主要国の平均を大きく上回っているとニュースになっておりました。
オリンピックに向けて更にテコ入れされる動きもあり、より便利になりそうですね。

個人的な意見としてはそこよりも5円玉を変える方が先決な気もします。
実は5円玉って漢数字表記しかないんです。
中国人など漢字圏の外国人なら問題ないですが、漢字の読めない外国人には謎の硬貨かと思います。

さて、本題に戻りますが、中国の電子マネー市場はいかに?

現在中国では、
・銀聯カード(中国統一規格のデビットカード)
・アリペイ(非接触型決済サービス)
・Wechatペイ(非接触型決済サービス)
の3社が市場を占めております。

市場規模は約610兆円と、人口が多いことを加味しても驚きの122倍です!笑
日銀発表では都市部のみの調査ですが、利用率は98.3%と驚異的な数字をたたき出しております。

日本は6%前後ですので比較になりませんね…

普及が広まる背景には
・最高紙幣額が100元(約1700円)
・お札が汚れている
・偽札が横行している
・クレジットカードの敷居が高い(使えるお店も少ない)
など、十分すぎる理由がありますが、それでも背中も見えないほどに差をつけられています。

近年までは電子決済と言えば銀聯カードの独壇場でしたが、これはあくまでデビットカードです。

スマホ+アプリ+QRコードを利用したアリペイとWechatペイが誕生して数年で市場を独占し、快進撃を見せます。
この2社のサービスは店舗と利用者、または利用者同士がアプリをインストールしており、アカウント登録が完了していれば簡単に利用できます。
金額を入れ、指紋認証/パスワードのいずれかを入力すれば何時でも誰でも送受金ができます。
使える範囲も飲食店、コンビニ、タクシーのみならず、屋台や個人間でのやり取りも可能ですし、もちろん福田市場でも利用できます。
この記事を書いている私もどっぷりと電子マネーの虜になっており、本日の所持現金は200元と200香港ドルしかありません。笑
なんせ現金を使用するのは携帯の充電がなくなってしまった時くらいですので緊急時以外は必要性がなくなってしまいました。

登録もけして面倒ではなく、アリペイは英語、Wechatペイは日本語切り替えができますので中国語がまったく分からない方でも操作が出来ます。
ですが、ここで一つ難関があります。


それは『中国の銀行口座開設』です。

中国の銀行口座を開設するには、2016年までは簡単でした。
・パスポート
・中国でSMSが使える携帯電話番号(SIMは空港や街中の携帯ショップなどで購入可)
・中国国内の住所(ホテルでも可)
短期旅行者でもSIMカードさえ準備すれば誰でも開設ができたのです。
しかし2017年よりマネーロンダリングや脱税などの不正を防ぐため、共通報告基準(CRS)が施行され、
居留証や納税人識別番号も求められるようになりました。

マイナーな地方銀や中国郵政系列銀行では施行後でも開設できたとの噂を耳にしますが、本来であれば全ての銀行、窓口で提示が必要ですので、居留証や納税人識別番号を求められずに開設できたら幸運としか言えません。
中国滞在中の貴重な時間を使って開設できないという可能性もありますのでご注意ください。

無事手続きができた場合、一つ忘れてはならないのが『オンライン支払い機能』追加です。
これを申込みしないと中国のカードを作成してもアリペイやWechatペイと紐付けができません。
オンライン支払い導入前に口座をお持ちになられた方は、利用できるように手続きが必要です。

上記手続き完了後、アリペイ、Wechatペイのインストールと登録をしてようやく準備が整います。

中国出張される方は必須の機能かと思いますので是非アテンドでいらした際にお試しを!

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